ある暑い夏、鶴見での出来事。
このメールは熟成庫を前にして書いています。
当店の鉄板(花板)をやってくれている福井君のお母さんです。
突然の告白でした。
「僕のお母さん、肉の関係の仕事してるんです。」
「へえ〜天職やな!ご縁があるね。」と私。
私はてっきり肉屋さんで働いているのだと思っていた。
そして・・・・その1週間後のこと。
いつものとおり、出勤前に買い物に3軒ほど廻って店に着くと・・・。
2人のきれいな女性が店内にいた。
「こんにちは!」
と、声をかけられて最初は戸惑ったが、若い方の女性を見てすぐに気がついた。
福井君の妹さんだ。
以前、お父さんと食事に来てくれた。
「ということは、もう一人の女性はお母さんだな!」
と、気づいた次の瞬間に、その女性から名詞を手渡された。
《日本プレハブ冷熱》
「福井の母です。お世話になります。じつは私この仕事をしてるんです。」
な、なんと・・・
肉の熟成庫を専門的に研究開発している会社だった。
熟成肉については以前の店で扱っていたこともあり、かなり勉強をした時期があった。
【DAB】ドライ・エージング・ビーフ
お母さんの会社の熟成システムはこのDABで30日かかるエージングを、な、なんと7日間でやってのける。
「こんな熟成庫があったんだ。」
まさか、新しく料理人として働いてくれるスタッフからこんなところに繋がるなんて!
ワクワクする気持ちを押さえきれない。
気がつけば次の週の水曜日にはサーロインとイチボを抱えて鶴見のその会社を訪れていた。
これから始まるば〜るの熟成ストーリーはこんな感じ。
実は昨日7日熟成のサーロインとイチボが当店に到着しました。
結果から申し上げると・・・
「すごいシステムだ!」
「この熟成肉は旨味の爆弾を抱えている!」
「今までの熟成肉はいったい何だったのだろうか!」
「熟成エアーズロックステーキもあり?」
当然わたしの決意は固まっていたのでした。
「こんなご縁!泣けませんか?」
さて・・
人のご縁、そして熟成肉とのご縁を記念して、
先着5名様(ご予約制)
【熟成イチボのタリアータ】
を一皿500円にてお召し上がりください。
ご予約は
0745-53-3586
そして、次の月曜日には新たな展開が・・・・。